子どもの自殺が過去最多に。親として考えたこと

10月23日に発表された、2026年度版「自殺対策白書」によると、昨年の自殺者数は、統計開始以降初めて2万人を下回った一方、小中高生の自殺者数は過去最多の538人に上ったそうです。

自殺者全体が減っているのに、なぜ子どもたちの自殺は増えているのか。とても気になるニュースでした。

私の父親も自ら命を経ちましたが、身近にも、進路や人間関係に悩んでいる子どもたちが本当に多いです。私自身、2人の娘を育てる中で、子どもの悩みにどう向き合えばいいのか、何度も考えてきました。

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学校から帰っても続く人間関係

受験や成績へのプレッシャーに加え、LINEなどSNSでの人間関係。学校から帰っても友達とのやり取りが続き、今の子どもたちは、一体いつ気持ちを休めているのだろうと思うことがあります。

私たちが子どもだった頃とは、人間関係のあり方もずいぶん変わりました。親には見えないスマホの画面の中で交わされる、ちょっとした言葉に傷ついたり、悩んだりすることも少なくないのだと思います。

子どものSOSは、親にもわからない

わが家でも、娘が学校に行けなくなった時期がありました。

親として何とかしてあげたいと思っても、何が正解なのかわからない。「何かあった?」「どうしたい?」と聞いても、簡単に答えが返ってくるわけではありません。

心配だから聞きたい。でも、聞きすぎてもいけない。子どもとの距離の取り方は、本当に難しいと感じました。

子どものために良かれと思ってかけた言葉が、かえって負担になっていたこともあったかもしれません。

子どもの変化に気づくことが大切だと言われますが、毎日一緒に暮らしている親でも、わからないことはたくさんあります。

親も一人で抱え込まないために

自殺の背景には、学校問題や健康問題、家庭問題など、さまざまな要因があり、受験やSNSだけで説明できるものではありません。

私自身、娘のことで悩んだ経験があるからこそ、子どもだけでなく、親自身も相談できる場所が必要だと感じています。

親だって、どうしたらいいかわからないことがあります。子どもの将来を心配するあまり、焦ってしまうこともあります。

でも、進路は一つではないし、途中で違う道を選んでもいい。生きていれば、何度だってやり直せるし、新しい道も見つかる。そんなことを、私自身も娘たちとの経験を通して学んできました。

子どもたちが何に悩み、何を感じているのか。親の思いだけで判断せず、子ども自身の気持ちを大切にしながら、これからも向き合っていきたいと思います。

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この記事を書いた人

東京都青梅市在住。西多摩地域の新聞社で記者をしています。青梅市・奥多摩町を担当。日々のあれこれを「えんじゅんノート」に綴っています。

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