昨日も今日も、青梅市内の駅前や民家近くでクマの目撃情報が相次ぎ、行政への確認や現場での取材に走り回っておりました。
青梅や奥多摩にはもともとツキノワグマが生息していますが、駅前や住宅地など、人の生活圏にまで姿を現すとなると、やはり気になります。
今年のクマ取材で、何といっても気になるのが、たわわに実った柿の存在です。
気に入った柿の木に何度も訪れるクマ

今年はドングリも柿も豊富ですが、取材で話を聞くと、クマにとって柿は相当魅力的な食べ物であることがわかります。
あちこちの柿の木に登って実を食べ、その中で気に入った柿の木を見つけると、今度はその木ばかりを狙って何度も何度も訪れるとのこと。
その執着心がすごい!
一度おいしい餌にありつけた場所を覚えると、繰り返し訪れる習性があります。民家の庭先にある柿の木も、クマにとっては格好の餌場になってしまうわけです。
クマのフンが真っ赤っ赤!
取材で驚いたのが、クマのフンの話です。
昨年確認されたクマのフンは、ところどころオレンジ色だったのに、今年は真っ赤っ赤。
取材した行政の担当者によると、消化しきれなかった柿が大量に含まれているとのこと。
どれだけ柿が好きなんだか。
クマは食べた果実の皮や種などを十分に消化できず、そのまま排出することがあります。フンの中身から、何を食べていたのかがわかることもあります。
11月下旬からは渋柿にも注意
そして、これから注意が必要なのが渋柿です。
11月下旬には渋柿も熟し、今度は渋柿がクマの餌になります。
甘柿の時期が終わったからといって、安心できるわけではありません。
特に気になるのが、民家の庭先などで収穫されずに残っている柿の実です。
一度気に入った柿の木を覚えると、繰り返し訪れることもあるため、柿の実を早めに収穫し、落ちた実も放置しないことが大切です。
ただし、クマが出没している場所では、無理に収穫作業をせず、安全を優先する必要があります。
放置された柿をどう減らしていくか
青梅市内を歩いていると、たくさんの実をつけたままになっている柿の木を見かけます。
昔は家族で収穫していた柿も、高齢化や空き家の増加などによって、管理が難しくなっているケースがあるのではないでしょうか。
柿の実を収穫することがクマ対策になるとわかっていても、高い木に登って収穫するのは簡単ではありません。
こうした放置柿をどう減らしていくのか。個人だけでは対応しきれない問題もあり、地域全体で考えていく必要があると感じています。
我が家にも柿のお裾分け

そんな我が家にも、ご近所から柿のお裾分けが。毎年いただいているのですが、本当にありがたく、秋の楽しみの一つになっています。
「今年は本当に柿がよくなるね」「第二弾、第三弾もあるよ!」とのこと。それほど今年は実りがいいのかと、改めて驚きました。
どうしたら放置された柿を減らせるのか。そんなことを考えながら、毎日1個ずつ、おいしくいただきたいと思います!
